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3年フィールドワーク(新潟県魚沼市)

【本物・一次情報に触れ、五感で学ぶ「開智の探究学習」】
開智小学校(総合部)では、教室内での探究活動に留まらず、実際に現場へと足を運び、本物を見て・触れて一次情報を獲得する「フィールドワーク」を探究活動の柱の一つとしています。

今回、3年生は新潟県魚沼市を訪れ、「日本の食を支える米作りとその工夫」、「農家の野菜作り」を五感で学ぶ3日間の探究フィールドワークに挑戦しました。発見と感動に満ちあふれた子どもたちの学びの軌跡をご紹介します。

【第1日】雪国の暮らしに息づく「天然の知恵」と出会う
新幹線を降り立った子どもたちが最初に向かったのは、雪の力だけで食材を貯蔵する「雪室倉庫」です。 一歩足を踏み入れると、そこは外のムシムシした空気が嘘のようなひんやりとした別世界。冬に積もった雪だけで年間を通して室温を1〜5度に保つ「天然の冷蔵庫」の仕組みを前に、子どもたちからは驚きと感嘆の声が上がりました。
「電気を一切使わないのに、どうしてお米や野菜がこんなにみずみずしく長持ちするの?」
子どもたちは手元のしおりに熱心にメモを走り書きしながら、厳しい自然環境を豊かなエネルギーへと変える「雪国の知恵」に深く感動していました。
続いて、大きな精米センターでは、普段食べているお米が私たちの手元に届くまでの厳しいチェック工程や、お米の等級検査を実際に体験。当たり前のように食卓に並ぶお米の一粒ひとつぶに、どれほどの人の手と工夫が凝らされているのかを、舞台裏からじっくりと学びました。

【第2日】泥の感触、農家の情熱。全身で挑んだ「田植え体験」

2日目は、地元の農家さんを訪ねる農業体験からスタート。 「農家の暮らし」や、お米が育つまでの膨大な努力について直接お話を伺ったあと、いよいよ全員で「田植え」に挑戦しました。

最初は「わあ!」「ぬるぬるして不思議!」と、泥の感触に恐る恐る足を入れていた子どもたち。しかし、そこは探究心旺盛な開智生。すぐにコツを掴み、泥だらけになりながらも、一株一株に「おいしく育ってね」と願いを込めて丁寧に苗を植えていきました。

自らの手で大地の感触を確かめ、やり遂げた後の子どもたちの表情は、一回りも二回りもたくましく、達成感に満ち満ちていました。

【第3日】「おいしい!」のその先へ。お米のソムリエ誕生

最終日は、魚沼の「食文化」を深掘りする時間です。 厳しい冬を乗り越えるための保存食や郷土料理の歴史を学んだあと、自分たちで握るおにぎり作りに挑戦。さらには贅沢にも、異なる品種のお米を味わう「味比べ」を行いました。

「こっちのお米の方が、噛むとすごく甘みが出てくる!」 「こっちはもちもちしていて、おにぎりにぴったりだね!」

まるで一流のソムリエのようにじっくりと味わい、違いを発見していく子どもたち。前日の田植えと頭の中でパズルのピースがピタリとつながり、「一粒のお米に宿る命の重みと感謝」を身に染みて感じる瞬間となりました。

この3日間のフィールドワークで得た一次情報より、開智小学校のある埼玉県にて自分たちで育てている稲との比較、検討、新たな疑問出し、仮説検証と探究活動の次なるステップへと、学びが繋がり、更に深化していきます。