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【セカンダリー児童生徒ブログ】 8年生フィールドワーク

セカンダリーでは、各ティーム毎に委員会活動を行っており、今年度はTeamドルフィンが「広報委員会」を担当しております。

「セカンダリー児童生徒ブログ」では、その広報委員会のメンバーが作成した記事を通して、総合部の様子をお伝えします。

11月4日から7日までの4日間、セカンダリーでは8年フィールドワークがありました。総合部では、探究活動の一環として年に一回、学校外に宿泊しさまざまな活動を行うフィールドワークがあります。8年フィールドワークでは、グループまたは個人で年度の初めに決めた探究テーマについて取材などの検証活動を行い、2月の開智発表会で活動結果を発表します。フィールドワークの前に訪問先へアポを取り、質問内容を考え、タイムテーブルや予算表を作る所まで自分たちで行います。


今年度の8年生は、3泊4日で長崎県へ行ってきました。長崎までは飛行機に乗って行き、長崎県に着いたその日から3日目までの期間は、グループごとに行動しました。宿泊先が原爆被爆都市の長崎だったということもあり、スケジュールを立てる際にはどのグループも長崎原爆資料館を訪問先の一つとしてスケジュールに組み込みました。原爆資料館を訪れた際には、フィールドワークに行く前に学年全体で作っていた千羽鶴を奉納しました。資料館には、原爆の被害の実態についての資料や展示があり、戦争の悲惨さや平和の大切さを改めて実感することができました。

 

航空機についての探究を行っているグループでは、1日目にオリエンタルブリッジ株式会社を訪問しました。そこでは、様々な形の航空機の種類とそれぞれの特性について学ぶことができました。取材先の方が特に詳しい方だったので専門的な内容も教えていただきました。自分たちが事前に調べていたときには理解できなかった内容まで説明していただくことができ、とても有意義な時間となりました。

 

郷土料理をテーマとしているグループでは、1日目に料理家の脇山先生のご自宅へ伺いました。丸ぼうろを一緒に作ったり、南蛮料理のお話をいろいろ聞けてとても勉強になりました。また、脇山先生の体験談も聞けて参考になりました。

 

平和教育についての探究を行っているグループでは、2日目に幼稚園を訪問しました。幼稚園では、実際に行っている平和教育について園長先生からお話を伺いました。まだ年齢が小さい子供たちは原爆や戦争の恐ろしさ、平和の大切さについて描かれた絵本の読み聞かせを行い、平和について考えます。そこから少し大きくなり、年長さんになると平和祈念像まで歩いていき、平和について学習を行うそうです。幼稚園を訪れたことで、小さい頃から平和について教えていくことや、現地で平和教育を行うことの大切さを知ることができました。

他にもそれぞれのグループがカステラや医療についてなどのテーマで探究活動を行い、様々な場所を訪問し、たくさんのことを学んだ三日間でした。

 

4日目は学年全員で軍艦島へ行きました。軍艦島へ行くには、長崎港から船に乗る必要があり、朝から時間がタイトでとてもハードなスケジュールでしたが、無事に船に乗ることができました。天候にも恵まれたため、軍艦島に上陸することもでき、ガイドの方のお話を聞くこともできました。軍艦島は、日本で初めての鉄筋コンクリート造集合住宅が作られた場所で、当時の生活について知ることができました。

 

8年フィールドワークでは、初めてのことも多く、バスを間違えたり、お店が閉まっているなど思わぬハプニングもたくさんありましたが、総合部最後のフィールドワークを実りある4日間にできたと思います。また、2月には開智発表会があり、取材したことを踏まえて探究発表を行います。フィールドワークでの経験を無駄にしないよう頑張りたいと思います。

 

 

(写真・原稿 セカンダリー広報委員会)