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芸術鑑賞会(プライマリー)
今年度の芸術鑑賞会(プライマリー)は、「劇団野ばら」の皆さんをお招きしました。
普段の表現の授業だけでは学ぶことができない「生の舞台ならではの圧倒的な迫力」や「細部まで磨き上げられた表現の美しさ・工夫」を子どもたちが肌で感じることが目的です。
今回披露していただいたミュージカル『あしたあさってしあさって』では、ステージ上にネコやトンボ、カエル、そして迫力満点のドラゴンなど、個性豊かで愛らしいキャラクターたちが次々と登場しました。演者のみなさんの指先一つにまで魂が宿った圧倒的な表現力と、会場に響き渡る美しい歌声に、子どもたちは一瞬で心を奪われました。身を乗り出すようにしてステージを見つめる子、キャラクターのコミカルな動きに声を上げて笑う子など、どの子もすっかり物語の世界へと引き込まれていきました。劇中歌の歌唱シーンでは、会場が一体となるような凄まじい盛り上がりを見せ、本物の芸術が持つエネルギーを全身で体感する、大変貴重な時間となりました。
さらに、劇の後半からフィナーレ、そして劇が終了した後の特別な時間では、子どもたちがこれまでの音楽の時間にコツコツと一生懸命練習を重ねてきた劇中歌を、劇団野ばらの皆さんと一緒に合唱しました。
いざ曲が始まると、プロの圧倒的に美しい歌声と、子どもたちのこれまでの成果が詰まった元気いっぱいの歌声が見事に重なり合い、会場全体がひとつの大きな音楽の波で包まれていきました。ただ客席から舞台を「聴く」・「観る」だけでなく、自分自身の声や表現が、目の前にある素晴らしい舞台の世界観を一緒に作り上げている一体感。自分がその特別な空間の一部になっているという感動に、子どもたちの表情は喜びと興奮でキラキラと輝いていました。
本物のプロの芸術に触れるだけでなく、自らもその表現の一部となって「ともにひとつの作品を創り上げる」というこの経験は、子どもたちにとって何物にも代えがたい、一生の思い出に残る特別な体験となりました。今回味わった「表現する楽しさ」や「心が震えるような一体感」は、これからの学校生活や音楽の学習、更には表現の時間、そして子どもたちの豊かな感性を育む上での大きな糧となっていくはずです。



