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「トビタテ!留学JAPAN」に総合部卒業生が選ばれました
総合部を卒業して、現在中高一貫部に在籍している永野吹くん(高校1年生)が、文部科学省の官民協働留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の奨学生に選ばれ、今年の夏休み期間を使って、ヨーロッパ4か国を巡る探究旅行を実現しました。
現在は、プログラムの一環として、探究の成果をまとめて発信する活動を行っているということで、今回話を聞かせてもらいました。
Q:「トビタテ!留学JAPAN」とは何ですか?
「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省が中心となり、企業からの支援も受けている給付型奨学金制度で、高校生自身が考えたユニークな「探究活動」を応援してくれるプログラムです。
自分自身でも以前から興味があったのですが、一貫部でこのプログラムを紹介されて、ぜひ参加したいと思って応募しました。
Q:選考では、どんなことを探究したいとプレゼンしたのですか?
僕は、「ヨーロッパの航空産業の現状を探究したい」ということをテーマにプレゼンしました。
この探究の土台になったのが、総合部の8年生(中学2年生)で行った長崎での探究フィールドワークです。この時、僕は日本の航空産業の現状を知るために、長崎県の航空産業について深く探究しました。
その経験から、航空産業についてより深く興味を持つようになり、今度は世界の航空産業の現状を知って、日本と比較することを通して、日本の航空産業の将来展望について考察したいと考えるようになりました。
Q:具体的にはどんな活動を行ったのですか?
今回の留学にあたって、たくさんの国々の航空会社や空港に自らアポイントを取りました。最終的にはアポが取れたフィンランド、フランス、イギリス、トルコのヨーロッパ4か国を訪問しました。
トビタテ留学JAPANでは、金銭的な支援以外はすべて自ら行動することが求められます。
訪問先のアポイントから宿泊先や交通手段の手配まで、その全行程を一人で計画・実行しなくてはいけません。
とても大変でしたが、すべて自分でやり遂げたという達成感と、専門家から直接話を聞く楽しさで、とても貴重で楽しい経験になりました。この行動力は、総合部でのフィールドワークの経験で鍛えられたものだと感じています。
Q:これからはどんな活動をする予定ですか?
この「トビタテ」プロジェクトの一環として参加者に求められていることなのですが、ヨーロッパで得られた探究の成果をまとめて、より多くの人に発信したいと思っています。
そして、海外に出て課題を解決するという経験は、本当に貴重だと感じたので、ぜひ総合部の後輩たちにもこの経験をしてほしいと思っています。
そのために、今後は、僕の経験やトビタテ!の情報を、後輩たちにも伝えていく活動をしたいです。


