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総合部 卒業生インタビュー

開智学園総合部に入学し、この春に中高一貫部を卒業したOB・OGの声を紹介します。

瀬戸 望結さん(東京大学 理科Ⅰ類に入学)

Q:小学校の頃は、どのような子どもでしたか?総合部でどのような点が成長したと思いますか?
A:とてもよく寝てよく食べる「健康優良児」タイプの子どもだったと思います。欠席は12年間で小学校一年生の時に一日だけ熱を出して休んだだけで、学校がすごく楽しくて大雪の日に自宅学習と言われても行きたかったぐらいです。

総合部で自分が成長したと思うところは、目標に向かって努力する姿勢と積極性です。総合部では様々な行事や授業の課題などを通して、色々と成長するきっかけを与えてくれました。それをどのように活かすかは自分次第だと思います。

 

Q:総合部で特に思い出に残っていることは何ですか?
A:総合部では8年間を通して行事やイベントがたくさんあり、いろいろな場面で活躍することができます。私が特に楽しかったのはTeamで行う表現です。

プライマリーの表現では先生が用意した脚本にそって進めることが主流ですが、練習では上級生が下級生に教えたり、指示を出したりすることもありました。開智発表会当日にステージに立つのは緊張しましたが、とても楽しかった記憶があります。

 

セカンダリーではより生徒主体で準備が進められ、脚本作りから生徒が行います。自分たちで一から作品を作り上げるのは大変ですが、Teamの全員が何かしらの役割を持って活動するので多くの人にとってとても印象に残る活動になると思います。

 

Q:志望校を決めたのはいつですか?
A:私は土木に興味があり、国立大学のほうが充実した施設を使って勉強、研究できると思ったので、東京大学か東京科学大(旧東工大)に行きたいと思っていました。最終的に出願先を確定したのは共通テスト後です。

 

 

Q:志望校合格にむけて学校(中高一貫部)では、どのようなサポートがありましたか?
A:一貫部進学後は、卒業生との座談会などが開かれ、受験やその後のことについてイメージを膨らませる機会がありました。

大学受験に向けた対策は6年生(高3)になってから本格化し、普段の授業や放課後の特別講座では、志望校の過去問を解いたりその解説を受けたりもしました。どの科目の先生もその分野にとても詳しく、わからないところも細かく教えてくれました。受験に向けてたくさんのことを勉強する必要がある中でも先生のサポートのおかげで丁寧に学習を進めることができたと思います。

 

 

Q:開智で過ごした12年間でどのような力がついたと思いますか?
A:一貫部に上がると勉強も忙しくなるので、自分のしたい活動を思う存分できるのは総合部のうちかなと思います。

特にセカンダリーでの活動は自由度が高く、自分がやりたいことを友達や先生が支えてくれる環境が整っています。私がセカンダリーのころに取り組んだ活動で役に立っていると思うのは「探究」と「英語学習」です。

探究ではテーマ設定からレジュメの作成、プレゼンテーションなどを通して自分の意見を周りの人に分かりやすく伝える練習をすることができました。英語学習については、私が6年生の時のTeam担任の先生が提案してくれた英語の日記を毎日書くことで、楽しく英作文を身に着けることができました。

また、学内や学外の英語スピーチコンテストへの参加もいい思い出になりました。総合部には楽しくスキルを身に着けられる環境があると思います。

 

Q:将来の進路については、どのように考えていますか?
A:私は工学部で土木を勉強したいと思っているので、まずは大学二年生の時に行われる学部選択で工学部の社会基盤学科にいけるように頑張りたいです。また、大学での学習を通して新しく自分の興味のある分野を見つけて視野を広げたいと思います。

 

Q:これから総合部への入学を考えている方へのメッセージをお願いします。
A:開智で過ごした12年間は日々色々なことがありました。先生の話を聞く授業だけでなく、Teamやその他の学内活動では学年を超えた仲間たちと助け合い、楽しみながら目標を達成する経験を積むことができ、開智に入学しなければ得られなかった柔軟な対応力や発信力を培うことができました。12年間を共に過ごす仲間たちとの関係はかけがえのないものになりました。

 

【瀬戸さんの保護者より】

Q:どうして開智を選んだのですか?

A:開智の説明会に参加し、その教育理念に共感したから開智総合部を選びました。社会に貢献したいという気持ちだけではなく、実際の行動に移し、具体的な価値をもたらすためには、確かな専門知識とスキルが欠かせません。学ぶことは、自分のためだけでなく、誰かの役に立つ力を養うことにもつながります。理想と現実をつなぐ学びの重要性に非常に共感しました。

また、12年一貫教育なので、中学や高校の受験をせずにしっかり学校での学びができると考えました。また、塾などに通わなくても学校だけで勉強面は大丈夫だと思ったことも開智を選んだ理由の一つです。

 

Q:これから開智を受験する保護者の方へメッセージをお願いします。

A:幼稚園で開智小学校を受験し、高三で成人し大学受験して12年間が終了しました。今のところ人生の3分の2を開智で過ごしています。物心ついてからで考えればほぼ全人生開智です。子どもに与える影響も大きいと思います。

学校の方針がお子様とご家庭の方針に合えば、とても充実した12年間が過ごせると思います。

子どもが小さいうちは日々色んなトラブルが起きます。勉強のことで困ることもあるかもしれません。ですが学校と子どもを信じて応援してください。様々な経験をすることでたくましく成長します。これからが楽しみですね!